神はディテールに宿る
ミース・ファン・デル・ローエ氏の言葉です。以前より建築家の友人やオフィス用品のデザイナーから何度となく聞いた言葉で、色々な解釈の仕方があるようですが何ぶん素人の自分としては、これを細部にこだわった装飾ということではなく、隙がなく計算され尽くした機能美と捉えています(違うぞ!という専門家の方ご容赦くださいね)自分にとっては非常に新鮮で、仕事にも影響していまして、若い頃はコアになる部分だけが大事という考えでだったのですが、現在は論理と根拠となる数字が破綻なくしかもシンプルに整然と積み重なった姿こそが使用に耐える仕事だと考えています。裏を返せば細部を注意深く観察することで、全体の構成や品質がどの程度のものであるかが見えて来るといえるかも知れません。
娘Aが中学生となり、はじめての参観と部活の見学をする機会があったのですが、参観中のご父兄のみなさんが少々騒がしく、参観そっちのけで父兄同士でおしゃべりをしてる姿が散見され少々残念でした。お互い顔見知りの方もいますし、子供の様子に一喜一憂するのはわかるのですが、自宅ではわからない学校の様子や親には見せない子供の表情を見る貴重な機会に忙しい時間を割いて足を運んでいるのですから、子供が今どのような環境にいるのかどのように過ごしているのかもっとよく見ればいいのに・・・。
親は子供のことをわかているようでわかっていないことも多いと私は思います。小さい頃と違って思春期の子供は悩みや今自分が考えている事を素直に親に話すことはありません。でもやはり、どこかで、しっかり繋がっていないといけないんですね。幹や土台をしっかり作って来たつもりであっても、所詮未熟な年代です。いつもしっかり見つめていることがとても大事だと思っているのです。今、我家で何か問題があるわけではありませんが、後になってから、もっとよく子供の事を見てあげていれば。。。とならないようにしたい。自分への戒めでもあります。
と、ちょっとグチャグチャ書いてしまいましたが・・・やっばりファミキャン行きたいな(笑)
【ミース・ファン・デル・ローエ】
1886年ドイツ・アーヘンで出生。1905年にベルリンで建築家ピーター・ベーレンスに師事した後、1921年に独立。1929年、バルセロナの国際博覧会用のドイツパビリオンを設計。それまでの大量生産を目的としたスチール・パイプ家具と対照的な細部にわたる完璧さと技術を要するバルセロナ・チェアは近代デザインの基礎と言われています。
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